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習近平側近と噂された天津市長が逮捕 実は江沢民派であった事実が浮上

2016年09月12日
習近平側近と噂された天津市長が逮捕 実は江沢民派であった事実が浮上

【新唐人2016年9月12日】

天津市党委員会代理書記で市長の黄興国が逮捕された。黄は今年初めの天津市党委員会内部会議で習近平を「核心」としてまとまるよう訴え、かつて浙江省で1年間習近平と同僚関係にあったことから、習近平の側近と考えられていたため、国内外に衝撃が走っている。だが、黄が実は江沢民派であったとの報道もある。

 

黄興国は1972年から31年間にわたって浙江省の官長を務めた。その間、習近平と1年間共に仕事をしたこともあったが、習近平の側近ではなかった。

 

昨年11月には、中国政府寄りのメディアが、黄興国が江沢民派の重鎮、黄菊の甥であると暴露している。黄興国の逮捕を受け、北京に本社を置く海外の中国語メディア『DuoWei News』がこの報道を再び取り上げている。

 

黄興国が黄菊の甥かどうかははっきりしていないが、江沢民派であったことははっきりしている。香港メディア『争鳴』は今年3月、黄興国は習近平の腹心ではなく浙江省を拠点として成り上がった人間だと指摘している。2003年、黄興国は江沢民と曽慶紅の認可を経て天津市党委員会副書記・副市長となり、狙うのは書記の座である。

 

以来、黄興国は江沢民派の庇護を受けてきた。黄興国は天津市に異動となった後、江沢民派の元天津市党委員会書記、現在政治局常務委員である張高麗と懇意にしてきた。今回の黄興国逮捕は張高麗にとって大きなショックであり、かつて四川省党委員会副書記だった李春城の逮捕によって周永康が失脚したのと同様の状況を辿る可能性があると専門家は指摘している。

 

黄興国がもし来年の「第19回党大会」の前に天津市党委員会書記となっていたら、中央政治局委員となることができ、江沢民派が1人増える可能性があった。だが江沢民派の勢力は日増しに弱体化しており、江沢民派の役人たちはいつ粛清されるかと戦々恐々の日々を送っている。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/09/11/a1285873.html(中国語)

 

(翻訳/白白)

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